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住所:〒807-1121
福岡県北九州市八幡西区
石坂1-1-2 1階
電話:093-617-4182
(良い歯に)
FAX:093-647-1033
精通台語。

銀杏屋は、江戸時代に九州唯一の脇街道であった長崎街道の黒崎宿と木屋瀬宿の間の「立場茶屋」として、参勤交代の諸大名や長崎奉行等が休憩した場所です。庭に銀杏の大木が有るので、「銀杏屋敷」、「銀杏の木」とも呼ばれています。
銀杏屋は、原則的には一般旅人の休憩所ではなく、大名達の「御休憩所」でした。宿泊は出来ませんが、文化9年(1812年)この地方を測量した伊能忠敬や、「薩陽往返記事」の著者高木善助などが、ここで昼食を摂った記録が残されています。主屋は天保7年(1836年)10月2日の火災による焼失後に建築された物で、庭の銀杏の大木には今も、この火災の焼け跡が残っています。銀杏屋は建築年次が明確で主屋の質も高く、長崎街道に残る「上段の間」を持つ唯一の立場茶屋の遺棟として、近世交通史、近世町屋建築を考える上で重要かつ、貴重な物です。
立場茶屋銀杏屋は、北九州市指定文化財に指定されており、月曜と年末年始を除く毎日、無料で見学出来ます。
庭の銀杏の木です。
枯れた幹がありますが、1836(天保7)年の火災の被害を受けました。残された根株から芽が出て、現在の4幹立ちの大木に成長しています。
樹齢は300年から350年と推定されています。幹周りは約6.43メートルで、樹高は約16.3メートルとの事です。